レトロモダンな雰囲気が残る宮ノ下の町を抜け、渓谷沿いの小道を歩きました。
人通りが少なくなるにつれ、川の音や、木々の間を抜ける風の気配が、自然と意識に入ってきます。
道中では、足元に生えるコケに立ち止まり、触れたり、じっと観察したり。
小さな世界に目を向けると、歩くスピードも自然とゆるやかになっていきます。
この日は運よく、箱根の森でシカを見かける場面もありました。
北海道でエゾシカを見たことのあるお客様からは、「箱根のシカは想像していたより大きいですね」とのひとこと
途中、森の中でコーヒーを淹れ、少し腰を下ろして休憩。
何かをするための時間というより、ただ森の中に身を置くようなひとときです。
観光地として知られる箱根とは、また少し違った表情。
静かで、ゆっくりと流れる時間の中を歩くツアーとなりました。

